お湯につかると身体が温まり全身の新陳代謝が活発になります。その働きにより体内の老廃物や疲労物質を身体の外に出し、コリや疲れがとれます。高温浴(42~44℃)の場合は交感神経の緊張を促し、心身ともにリフレッシュでき、微温浴(35~38℃)の場合は副交感神経が働き、心身ともに安らぎリラックス効果が得られます。
浴槽の中で、身体は胴回りなら3~6cm、胸回りなら1~3cmも小さくなるほどの水圧を受けています。圧力がお腹にかかることで横隔膜が上に押し上げられ、肺の容量が少なくなり空気が減少します。これを補おうとして呼吸の数が増え、心臓の働きが活発になり全身の血行が良くなります。
お湯につかると、身体は浮力を受けて軽くなり、空気中に比べて約1/9程度の重さになります。このため身体を支えるために緊張していた筋肉がほぐれ、脳への刺激も減少し、心身共にリラックスできます。
※参考文献:日本浴用剤工業会「にゅうよくざいハンドブック」より
※参考文献:日本浴用剤工業会「にゅうよくざいハンドブック」より
昔から『さら湯はお年寄りに毒』だと言い伝えられています。
さら湯は、熱を直に皮膚に伝え過ぎ、お肌にピリピリとした刺激と負担を与えます。お肌の弱い方がさら湯に入った時に感じる不快感はこのためです。
このピリピリ感を軽減するのに有効なのが入浴剤です。入浴剤の成分には、肌への湯当たりをやわらげる効果があり、一番風呂でも心地よい湯ざわりを楽しめます。